2011/04/25

モクソン製作(8)

とうとうモクソンを上げた。しかし。

モクソンを屋根上に上げる。マストにクロスマウントでつける。縦にして取り付け。致命的な問題。バーチカルが邪魔で,ループ状のこのアンテナを水平にすることができない。悩んで悩んで,名案。ブームを端っこにたぐりよせ,ようやく手が届いたエレメント接合部のタッピングネジをはずし,エレメントをそこで分割。バーチカルをまたいで再び接続。何とかできた。冷や汗。

SWRがひどかった。最低点は22.5MHz辺り。1.3程度まで落ちる。1.5の範囲は500KHz程度ある。これは明らかに設計ミス。

エレメント先端のアルミ線を延ばしてみる。それぞれ3cm程度。200Hzほどしか共振点は下がらない。今回の調整はこれで終わり。根本的な解決策はエレメント寸法をそれぞれ数cm~数十cm伸ばす必要がある。だが設計ミス。高所でのやみくもな調整は危険。

仕方なくチューナーを通して使うことにしよう。18MHz,14MHzだと幸い1.2程度に落ちる。なぜか,21MHzでは落ちない。SWR3程度なのに。摩訶不思議だ。

18MHzをワッチするとOH2BAHのCQ。コール一発,見事とってもらえた。559のレポートをもらう。受信は449~559。これは意外。使えるかも知れない。

少し嫌気がさしてきた。そのうちにミニマルチの2エレを使うかも知れない。
悔しいけれど,モクソンはこれで終わりにしよう。

2011/04/18

6mSSB/CW機の改造(2)

計画していたことを実行。

久しぶりにこのリグを引っ張り出してきて,フタを開ける。よくもこんな細かい,複雑なリグを作ったと我ながら感心する。

まず,現状での出力を確認。SSBは50mW。CWも同程度。

改造の手順をしっかりと確認。ファイナル部にある4:1トランスをはずす。それを移動して違う場所に入れる。新たに10Tのチョークコイルを作って入れる。これだけ。幸い,以前多分7メガのリグを製作途中で止めたもののチョークコイルが残っており,これをそのまま流用できたので一つ手間が省けた。

大変細かい作業だったが,慎重に進めて何とか成功。

早速試験。各FCZコイルを調整。そしてキャリアポイントを再調整。結果,出力はSSBで100mWは普通に出る。大声を出すと200mWが出るようになった。キャリアポイントの調整によって,CWも何とか出るようになり,100mWほどは出る。

別のリグ(706)で受信しながらテストしたが,音質がどうも良くない。キャリアポイント調整が不十分なのか,このリグの特性かは不明。あとは実践で試して,どうにも使えなければその辺を探るつもり。

これで0.1WのQRPリグがあらためて完成。出力は倍になり,実用性が増したはず。文字通り,今年の山移動の主力リグになってくれるといいなあ。

気になるところ。どうも,マイクの3.5mmプラグが接触不良の様子。様子を見よう。

2011/04/17

モクソン製作(7)

この土日でモクソンを上げようと思ったが,なんだかんだで上げられず。しかしあとは上げるだけ,の段階まできた。


エレメントの直角部を製作。ビスでアルミに仮止めして,RefとRadのアルミ線をナイロンひものインシュレーターで結んで接続。これを両方やる。アンテナを屋根上に上げるのに邪魔なので,いったんビスをはずしておく。

それから,バラン部が苦労した。塩ビパイプの穴径が小さいため,圧着端子とかつワッシャーをはさんでビス止めするのだが,ここが難しく,職人芸。いっそのこともう少し穴径を大きくしておけば楽だった。何とかこれをやって,完成。

あとは部品を別々に屋根上に上げて,屋根上ですべてを組み,マスト上に上げるだけ。来週末には上げられそうだが,もし平日で早く帰れる日があれば,夕方にでもやっちゃうか?

2011/04/10

モクソン製作(6)

同軸について。

JQ1BVIのHPはしばしば参考にしている。同軸長についての解説がある。
同軸長はλ/2にせよ,とのこと。不要輻射を抑えるため。

手持ちの20mの黒い同軸。表示を見ると5D2Vとある。黒い2Vケーブル。てっきりFBだと思っていた。

(300/21.05)×0.67/2=4.77m
4.77×4=19.08m

λ/2の4倍が約19mなので,手持ちの20mだと少し共振周波数が下がるが,21メガ専用としてとりあえずこのケーブルを使用することにしよう。

ちなみに,CWに特化すると,
2V系ケーブルなら,28.2m程度
FB系ケーブルなら,17.8mまたは35.5m程度が良いはず。

今日は天気が良く,絶好のアンテナ製作日和だが,朝はFISTSのネット,この後は買い物,午後はカタクリを見に行くため,残念ながら来週に持ち越し。

2011/04/09

モクソン製作(5)

バランへの接続部分を工作した。

バランの端子を3cmほど上方へずらした。いらなくなった穴はビニテ+ピタガンで埋めた。水抜き穴を2箇所あけた。但し,この部分にパイプがあたるので,十分に機能するかは不安。

思ったことは,バラン内部の配線。この部分が数cm(恐らく10cm近い)あるので,相当,共振周波数に影響を与えるのではないか。市販のバランはどうなっているだろうか。アンテナにバランを接続する場合,アンテナとバランを一体と考えて,調整しなければいけない,ということをつくづく思う。共振調整後にバランを接続したらかなりずれる,ということは十分に予想できる。

また,不平衡ー平衡バランと言えども,端子からの配線が構造上アンバランスなので,バラン接続により,さらにバランスをくずしているような気がしなくもない。が,考えすぎるとキリがないので,あとはトライアンドエラーで行くしかない。

エレメントクランプはTVアンテナ用クランプを使おう。
あとは,インシュレーター部と,クランプに共締めするアダプタを塩ビパイプで製作する。
今日は雨だが,明日は晴れだとしても,ちょっと上げられないかも。アンテナを上げるのは次週に持ち越し予定。

2011/04/03

モクソン製作(4)

アルミパイプと塩ビパイプの結合を行った。

反射器はM3ビスで3箇所止め。放射器は,アルミエレメントが真ん中で分離するので,片方が2箇所止め。内側は圧着端子を共締めして,それがバランに行くようにする。長さだが,このビス部分からバランまでの距離があるので,結局アルミを片側さらに9cm切断し,端から1cmのところに穴を開けて,そこから斜めにバランに接続する予定。こうすることで,この接続部分もエレメントとして見なし,エレメント長はほぼ計算通りになる寸法。

バランは陸軍端子の位置を3cmほど移動させる予定。これで,斜め接続部分の長さを若干短くできる。それから,同軸を用意しておく。約18mで両端にコネクターをつけておけばいい。これらの作業は平日夜にこなしておこう。

これでほぼ完成に近づき,あとは屋根上に上げる当日に作業する部分が主となった。それは,横エレメントのインシュレーター部分。もう一つ,エレメントクランプをウェーブハンターから流用したので,そのクランプをブームにつなぐため,ボルト穴を2箇所開ける必要。

ただ,あらためて考えると,エレメントの重量を支えられるか不安。ちょっと高いが,TVアンテナ用のクロスマウントが確か,デイツーだったか,1400円程度だったので,それを購入してもいい気がしてきた。

順調に行けば,次週末にはアンテナを上げられそう。調整少なく,うまく希望通りにSWRが落ちてくれれば御の字なのだが。

2011/04/02

6mSSB/CW機の改造

誰かのブログを見ていたら,RNRさんのブログを発見!「手作りトランシーバ入門」の続編,補足という位置づけらしいが,これはお宝だった。いろいろブラウズしてると,面白そうな記事がたくさん。そして,6mSSB/CW機のパワーアップ改造についての記事を発見!意外にも簡単な改造で,SSBで200mWまでパワーアップできてるそうで,何度かコメントで質問をして,ほぼ改造内容を理解できた。製作時,もう少しパワーが欲しいなと思っていたので,ぜひ挑戦してみたい。

モクソンアンテナ(3)

モクソンのエレメント折り曲げ部の製作をした。

エレメントはアルミ2mmφを使用。片側は圧着端子を接続,もう片方は両面ハトメを使用した。長さは74.~なんとかだったのを74cm。97.~なんとかだったのを97cmとし,それぞれヒゲを4cmつけて微調整用とした。もし共振点が周波数のバンド下方だったら作り直しをするつもり。上なら多少調整できる。
DH(ディレクターの横の方),RH(リフレクターの同)と名づけた。DHを2本,RHを2本製作。アルミパイプとはM3のネジで止める。インシュレータ部はナイロンロープを使用予定。ワクワク!


これの前段で,エレメントクランプの問題があったが,塩ビパイプは径が間違っていた。VP16では半円にカットしてみたが,当たり前だが,25mmパイプには小さすぎたので,VP25の1mものを購入。半円ではなく,4cm長にカットして,さらに切れ込みを1本だけ入れる。すると,VP25がほぼすっぽりブーム(25mmφ)にはまる。これをエレメントクランプに付けると,バッチリ!ナットをきつめに締めればほぼしっかりと固定されてOKだった。

次の課題は,塩ビパイプにアルミエレメントを挿入して,どう固定するかだ。予定では,塩ビに大き目の穴を開けて,M3ビスを挿入し,アルミパイプと塩ビの片側を締める。4箇所または6箇所程度固定すれば,うまく行くのではないか。