2012/12/31

2012年のまとめ

更新もだいぶ放置してしまいました。実際のところ,この間,製作関係はほとんどやっていません。つい先日,HB9CVの向きを少し変えてみました。あわよくば欧州も聞こえれば,と思って真北に向けていましたが,北米を中心にすることにしました。寒風の中,北東に数10度向けました。

翌日早速,朝8時半頃からCQを出すと北米局に何局か呼ばれて嬉しかったです。

さて,今年のまとめをしてみようと思います。

1月 ゲルマラジオ製作,HB9CV製作開始
2月 HB9CV製作つづき・FEAネットのコントローラー引き受ける
3月 アンテナ設置・使用開始
4月 特になし
5月 CQハムラジオに記事掲載
6月 特になし
7月 JARL長野県支部大会参加
8月 和田小学校スクールコンタクトにスタッフとして参加
9~11月 特になし
12月 HB9CVの方向を変える

例年になくアクティヴィティの低い一年でした。ですが,新しいチャレンジもいくつかありました。FEAネットのコントローラーは現在も続けています。Leoさんと隔週で担当。来年もしばらくは続けると思いますが,もう少し大人数で担当を交替できると楽なのですが。

ローカルのItoさんとのスケジュール交信700回を記念してCQ誌に記事投稿し,掲載していただきました。その後の反響は・・・どんなものでしょうか。

友人が2回目のスクールコンタクトを計画し,かねてから誘われていたのですが,ちょうど夏休み中でもあり,幸運にもお手伝いをさせていただきました。宇宙,ISSとの交信を体験した4年生の子どもたち。無線や宇宙への興味を大きく高めてもらいたいなと思います。

さて,7メガのアンテナをどうするか,と悩んでいましたが,所詮100W局,7メガではどうあがいてもWとの交信はままならなさそうなので,ハイバンドのアンテナを何とかします。実は数日前から製作を開始しました。続きはまた来年。

これにて今年の最後の記事とします。
みなさま良いお年を!

2012/08/17

和田小スクールコンタクト成功

8月16日,長野県長和町和田小学校の児童らによるARISSスクールコンタクトが成功しました。

今回裏方のスタッフとして協力させてもらいました。和田小には合計3回足を運び,アンテナ設置から本番当日のスタッフ,撤収とお手伝いをしました。

予定時間となり,私の友人であるコントロールオペレーターがISSの星出さんを呼ぶと,無事にコールバック。緊張の一瞬でした。早速子どもたちの質問が始まり,19人全員が質問を送ることができました。

山間の小さな小学校の児童たち,宇宙飛行士と直接交信することができて,さぞ感激したことでしょう。将来この子たちの中から宇宙飛行士が育つかも,なんて考えると夢がありますね。

2012/08/05

Windows7導入

PCをWindows7のマシンに新しくしました。Corei3,メモリ4GBです。地元のパソコンショップで,21型液晶付で5万ちょいでした。

今までのはXPで何年使ってたか。HDD80GBだったのを160GBに乗せ換えて,だましだまし使ってましたが,電源がへたってきたらしく,USBの調子が悪い。キーボードが時々反応しない,HDD残り要領が数GBになった,Youtubeが途中で止まる,などで,今年の冬ぐらいから買い替えを検討していましたが,ついに決心。


インストールした数多くのソフト。最初からやり直すのも面倒だったので,ファイナル引越しというソフトを使って乗り換えました。

よくできたソフトで,MS OfficeなんかもCDがなくても乗り換え可能とのこと。
さて,実際にやってみると,時間はそれなりにかかりました。約200GBのコピーで24時間以上かかり,ベッドでパソコンと一緒に寝たり。

何とかコピーが終わると,今のところほとんどのソフトがWin7でもそのまま動作。中には動かないのもありましたが。また,ほんの一部のデータも設定の方法が悪かったのか消失しました。ごくわずかですが。旧PCに残っているので最悪そこから持ってきます。

アマチュア無線関連ソフトでは,ログソフトとしてLOG4DXというものを使用していましたが,これも何とか動作して一安心です。

ネットもOfficeも,GoogleEarthもさくさく動いて快適です。

2012/07/17

JARL長野県支部大会

日曜日JARL長野県支部大会に参加してきました。

ローカル局のTさんが430MHz用アンテナを組み立てて見せてくれました。4エレループです。電界強度計で調整,製作されたとのこと。カメラ用三脚に設置できて,たたむとA4くらいの大きさになり,携帯性にもすぐれています。

帰り際,ナンバー「599」の車が3台ならびました。一般人からしたら,何の意味もない数字なのですが,われわれにとってはこだわりの数字なのです。


2012/05/27

CQ Ham Radio

CQ誌6月号に寄稿させていただきました。電信ネタです。知り合いの局はCQ誌を買わなくなって久しいという方が多く,気付いていただける方は少ないです。

載る前はどきどきでしたが,ちょっと反応が少なくてさみしいです。もっと宣伝した方がいいのかな。またネタがあったら懲りずに投稿してみようと思います。

2012/05/08

空しさを感じる

ここのところDXペディションが盛んな気がします。

昨晩はイエメンの局が14メガで強力に入感していました。うちの,7メガ用GPでも529以上,なぜか北向け21メガ2エレでも同様に入感。

ついつい,呼んでしまいました。

呼ぶこと1時間。とても上手なオペレートで次々とJA局他をさばいています。
が,コールバックなし。

途中眠気が襲い,短点連続,なんてこともありながら,「もしかしたら」という思いで,呼び続けてしまいました。深夜,リグの前で大きな空しさを感じました。

結論。

DXペディを呼び続けるのはもうやめよう,です。

かと言って,チャットQSOを求めて空振りCQ数十連発,ということもあるのですが。

2012/05/06

連休の無線

5日,地元の飯縄山(いいづなやまと読みます)に登ってきました。連休後半,唯一朝から良いお天気で,楽しめました。連休にこの山に登るのは恒例になっております。

さて,山頂では約2時間滞在。ランチを適当にとって早速無線。最初は6m。自作DSB機とスカイドアをセット。Eスポが出てるわけでもなく,バンド内静か。飯田市の移動局がかすかに聞こえます。だめもとで呼びますが,やっぱりだめ。2エリアをさばいているので多分アンテナそちら向けなんですね。400mWなので,ある程度相手の信号も強くないと交信できませんね。大体どのくらいの信号なら交信可能か分かってきました。

続いて2mDSB機。こちらはさらに小出力の40mW。群馬県渋川移動局が協力に入感しましたが,呼んでもとってもらえませんでした。できそうな気がしたのですが。アンテナがダイポールだからか。

結局自作機はノーQSOでした。長野では普段6m,2mに出てる局が少ない(ほとんどいない?)ので交信の可能性はかなり低いですね。やはりFT-817の出番か,あるいはFMハンディ機と多エレ八木を使っていくか。今後の山岳移動ではどうするか考え直しが必要です。

波を出すことは楽しいのですが,こうも交信できないとなると。たとえ1交信でも満足できるのですが。

さて,自宅からは朝方中心に21MHzでCQを何回出したことか。ところが結局5月になってから21MHzでのDX交信がありません。今朝はCQ 7QP~と打つ北米局が結構聞こえたのですが。やはりコンテスト以外の交信をする局が減っているのかなあ。

2012/04/22

次の課題は…

3月終わりに自作HB9CVの調整が終わって以来,週末は必ずハイバンドをワッチするようにしています。この1ヶ月ほどはコンディションもそれほどいいわけではありませんが,それでもほぼ毎週末数局のW局と交信できています。

今朝は8時過ぎからワッチ,CQを出すと中東部の3局と交信できました。フラッターを伴う信号で少々不安定で送ったレポートは449が多いのですが,相手は100W以下,アンテナはバーチカルやエンドフェドワイヤーで,2エレの成果が出てるのかなと思いました。

北向け固定ビームなので,W以外はあまり期待できませんが,一番の目的はW相手のチャットなのでまあまあ満足しています。

次の課題は7メガ用のアンテナ。現在は下部負荷型の自作短縮GP(釣竿約5m+ローディングコイル)なのですが,先日V型DP(フルサイズ?)を使っているローカル局にW相手に負けてしまいました。ラジアル8本では少ないのかとも思いましたが,さらに増やすのはちょっと難しい(屋根上がまさにくもの巣になってしまいそう)ので,V型DPに変えようか考え中です。

欲を言えばキリがないのですが…

2012/03/27

HB9CV再調整

先日屋根に上げたHB9CVですが,どうもSWRがおかしい。お目当ての21MHzローエッジで2.0程度になってしまう。また日によって時間によってかなり変化があります。共振周波数は21.4~21.5MHzあたり。このままでは気持ち悪いので,半日休みなので屋根に上がりました。

アナライザーと同軸端を持ってアンテナ直下へ。SWRを見ながら,バリコン調整。するとなぜか共振点が変化した様子。あらためて,最良に調整して,念のため何度も何度もSWRを点検。結果は以下の通り。

3/27,10:30は同軸とアナライザを直結で計測。共振点は21.2~21.3の辺。いつも通りMTUを経由してK2へ接続。K2の内部SWR計で計測したのが10:50のデータです。

天候や時間帯でも変化がありそうなので,しばらくこれで様子を見ます。これで落ち着いてくれれば,気が楽なのですが。




2012/03/21

アンテナ上げました

昨日小春日和だったため、ついにアンテナ上げました。

屋根上はルーフタワーで、GPのラジアルやら地デジやらが上がっており、クモの巣状態のため、どうやってタワー上にあげるか苦心の末、まずブームのみマストに取り付けて、あとからエレメントをつけるという荒業。久しぶりの高所作業で最初は足が震えましたHi

ナットや工具を落とさないように、慎重に作業を進め、ほぼ時間通りに設置完了したので、調整まで行いました。

と言っても、アナライザを見ながら、ガンママッチのバリコン操作でOK。驚くほどすんなり調整できて、結果は、21,200あたりに共振点がありますが、本命のローエッジでもSWR1.5以下。簡単で、ばっちりでした。

昼過ぎでコンディションもぱっとしませんので、UA3がCQを出してるのくらいしか入感しません。

と、ところが、作業を一通り終えて、シャックに入って同軸をリグにつなげて、しばらくチェックしてると、SWRが2程度まで上がってしまいました。断線?幸いマニュアルチューナーがあるので1.5程度にはさがります。

しばらくしたらまた屋根に上がって点検してみることにしましょう。

2012/03/19

SWRはバッチリと思いきや

土曜出勤だったため今日は振替休日。仕事も落ち着いたので,やっとHB9CVの調整をやる気になりました。が,始めたのが夕方だったため,最後は真っ暗け。近所の河原で調整したため,途中徒歩で夕飯を食べに帰ったりで,9時頃に撤収しました。

さて,組み立ても手順を覚えながらまあまあ順調に行い,アナライザーで測ってみると,無調整でばっちり。若干低めの周波数に共振してるようですが,SWR1.5の範囲は21.0から21.2MHzのあたりで,99.9%CWなので問題なし。車載しているFT-817に接続すると,6エリア局の交信が聞こえたり,ロシア語らしき交信が聞こえました。SSBでCQ出すも応答なし。6エリア局はラグチュウモードなので遠慮し,CWへ。FK8局がCQを出していたので,EUビームではありましたが(のつもりだった)すかさずコール。一発で応答。HIS589,MY559でした。結果に満足して,真っ暗の中撤収。

と,ところが!

何とラジエターとリフレクターを逆につけてました。つまりリフレクター側に給電してしまっていて,FK8局方向には短いエレメントが向いていた。どういう動作をしていたのかまったく不明です。真っ暗の中で作業をしていたので,間違えてしまったようです。やはり,何か目印をつけておくべきだった(涙。

もう一度セットアップする元気もなく,そのまま帰りました。これで屋根に上げても?ですが,何となくうまくいきそうな予感もするので,今度天気のいい小春日和の午前中にでも屋根に上げようと思います。

自分が情けなくなりました。


2012/02/11

給電部の製作

21MHz用HB9CVの製作中。たまにしか作業しないので,なかなか進みませんが,今日は給電部を製作。穴あけ加工などはすでにしてあったので,ケーブル処理や圧着端子の接続などをやりました。夕方から作業を始めたので,終わる頃にはだいぶ暗くなってしまいました。



マッチングボックス内はまだ未配線ですが,取り付け位置を決め,ガンマロッドを仮止めして,位相給電ケーブルを仮付けします。


工具はそれなりのものを使ってますが,圧着端子は100均です。位相給電ケーブルの取り回しに少し悩みました。ブーム下10cm程度にぶら下げることにします。

こちらはリフレクター部。

組み立ててみて,ガンマロッドを支える絶縁板が,少しやわすぎて,これでは劣化の前に風圧などで破損しそうです。もう少し固い素材に交換するつもりです。

これで,あとは,マッチングボックス内を配線すれば,動作テストと調整ができる段階まできました。また,アルミパイプがアルマイト加工されているので,接触部の抵抗が気になるところです。

2012/02/04

アップル

たまあに書店によると,買いたいけど少し高くて買えない本を立ち読みします。最近はスティーブ・ジョブズの伝記。400p以上の2巻ものなのでなかなか手が出ません。ジョブズが10才くらいになるところまで読みました。

彼が子どもの頃養父と住んでいた近所に,HP社の創始者夫婦が住んでいたり。そして,当時のジョブズのHP社員像がのっており,そこに「アマチュア無線をやっていて,エレクトロニクスが好きで…」などとあって,ちょっとにやりとしてしまいました。

私が小学生の頃,BASICが動くパソコンが流行り始めていて,私も国産のコンピュータを買ってもらって,雑誌に掲載されたプログラムを打ち込んだりして遊んでいましたが,当時,AppleIIというマシンが気になって仕方ありませんでした。

その後,学生の時にMacintoshを手に入れて,卒論もMacで書きました。20代の頃はしばらくMacユーザーでしたが,その後Windows機に乗り換えてしまいました。

そんなこともあって,ジョブズの人生には大変興味があります。いつかは買って読みたいのですが…しばらくは立ち読みで読ませてもらいます。(本屋さんごめんなさい)


2012/01/10

マッチングボックス製作


21メガ用HB9CVのマッチングボックスを製作しました。配線はまだです。適当なタッパウェアに穴を開けて部品を取り付けてみました。バリコンはいつか何かに使おうと手に入れておいた耐圧1kVの150pFタイトバリコンです。2千円くらいしたようです。

次はガンマロッド部分の製作をする予定です。

2012/01/07

ゲルマニウムラジオ完成





ゲルマニウムラジオが完成しました。ケースは,木の板をベースにして(実はかまぼこの板),前面パネルに,カットしたアルミ板をつけてみました。基本部分はダイオード2本による検波。そしてFETの高周波増幅一段。高一ラジオというのですかね。長野市内に送信アンテナのある,NHK第一,第二,そして信越放送がばっちり入感しました。特にSBCは送信アンテナから5kmくらいしか離れていないので,すごい強力です。

ただ,NHKの語学放送が一番の目的だったのですが,少し感度不足のようです。音が歪んでしまい,特に外国語を聞き取る上では支障があります。残念…。まあ,部品点数たった数点のラジオと考えればスピーカもしっかり鳴って合格点ですが。

かまぼこ1号と名付けましょう。本当は休み中に次なるラジオ製作を予定していたのですが,時間切れかも。

2012/01/03

冬休みの工作


冬休みの工作を開始しました。今年はラジオです。まずは基本中の基本,ゲルマニウムラジオ。ダイオードIN60で検波します。前段に2SK241による高周波増幅,後段にはLM386の低周波増幅です。基板への部品は取り付け完了。残るはケーシングとバーアンテナ,バリコン,ボリュームなどの取り付けです。さて,スピーカーからどんな音が聞こえてくるのでしょうか。